できない子


昨日娘に「あーすればいいじゃん。」「こーすればいいじゃん。」と自分の思うアドバイスばかりをしてきたとお話ししました。
私がそんな風になったのは娘のことを「できない子」として見てきたからだと思います。
娘はいわゆる育てにくい子で、幼稚園の時はかなり苦労しました。
登園拒否はもちろんのこと、真夏にセーターを着ると言って園庭で1時間くらい大泣きしていたり、園服は3年間着たことがなく、集団活動にもなかなか溶け込めず・・・。
どうやらこの辺りから、「できない子」として見てきたようです。
そうすると自然に「何でもやってあげなければ。」という気持ちが出てきて、一生懸命娘のために動いてきたように思います。


「できない子」と思うこと、それは完全に上から目線。
APにもあるように親と子は違いがあるだけで人格的に平等なはず。
同じ感情を持った人間です。
ただ単にわからないだけなのです。


私がしてきたアドバイスは「あーすればいいじゃん。」の前に「どうせできないんだから・・・」という言葉が略されているだけで、「あなたはできない子よ。」と言っているのと同じです。
子どもはそう言われると、「自分はできない子なんだ。」と無意識に感じ取ってしまうのです。
そして周りの評価を気にし始めます。


本当に気づいてよかったです。
気づかせてくれた娘に感謝しています。
今は娘のどんな時にでもゆるがない生きていく力を信じています。