恐怖心


学校に行けなくなる子ども達の言葉の中に共通する言葉があるように思います。
それは「怖い」という言葉。
特に人と会うのが怖い・・・と言う子ども達が多いです。
もちろん学校に行っていないという罪悪感から・・・ということもあるでしょうが、それとはまた違う恐怖を持っていることもあります。
それは私にとってはそんなに重要ではないことのように思うのですが、でも息子は怖いと言う・・・。
この違いはなんだろう・・・と考えた時、きっとその恐怖は息子が自分の心の中で創り出したものなのかもしれない、と思いました。
冷静に考えるとそんなに怖くないことであっても、「こうなったらきっとこうなる・・・」と先を読んでいるのです。
それは自分の身の安全ばかりを求めていることにもなるのだと思います。


以前、うつ病の人は「自分にもっと愛を与えて!与えてよ!」と求めている場合が多いと聞きました。
それが他人に愛を与えられるようになった時に完治してしまうケースがあると・・・。
息子の場合となんだか似ています。
息子の心の目が自分ではなく、周りに向けられると変わっていくのかもしれませんね。


そうなるためにはどうすればよいか。。。
「感謝の気持ちを持つ」、「他人に喜んでもらう」ということを体験することなどかな、と思います。
そんな体験を積み重ねていってほしいです。


そしてこれはいつも子ども達に話していること。
「人は恐怖や不安が出てくるのは当たり前。
でもその恐怖や不安と仲良くならないでね。」


学校に行けない子供たちが恐怖や不安を選ぶのではなく、安心や安全を選ぶようになりますように・・・。